BLOG 淡路島の風

2022.12.29

想い続けて伝えることが大切

30年近く前に実家を手伝い始めてまず思ったのが地元の食材を使う事。
それから器もなるべく近場で作られているものを。
当時だと、鳴門の大谷焼へよくお邪魔しておりました。
そう、大輔の瓦にもよく盛り付けておりましたね。
(今は、瓦でもいろんな形の器が作られていますね。
タイルでお世話になった都ちゃんのとか!)
2010年前後になると淡路島の陶芸家西村さんをはじめとするいろいろな作家さんと出会い、
宿で使わせていただけそうな備品は、なるべくお願いしたり。
そう、設計士の平松君との出会いも大きかったですね。
言いやすいし(笑)なんでも取りまとめてくれるから。
リフォームするとき、淡路島の素材をなるべく使ってってお願いしたり。
森さんの土壁は淡路島の土、
材木も淡路産ないの~~?って言い続けたら、厨房前の廊下の壁に淡路産のヒノキを張ってくれました。
施工する柴田工務店さん、担当のよし君(同級生なのでよし君にも言いやすい笑)は、暴れる(反る)から張りたくなさそうだったけど笑。

家具も岡田家具創造堂岡田さんには、厨房横のテーブルトップを除いて、
すべて元々あった木製の階段をリユースしてスツールやテーブルの脚を作ってもらいました。
アトリエKIKA北島さんには、皮張りの椅子を淡路島の皮でできませんかねぇ~
って、言ってましたね。(当時はなかなか難しかったけど、今は淡路島レザーありますから可能ですね!ってここで淡路島レザー検索してあるサイトをクリックしたらまさかの警告音と共にウイルスに感染しましたー!って(>_<)
ん、でもね、これってもしかしてってやつです、その警告ページにはマイクロソフトの連絡先もあって思わず電話しそうになりましたが、その前にいつもサポートしてくださってる徳島のパソコン屋さんに連絡!そしたらやっぱりよくある詐欺詐欺サイト!ご指導通り再起動で難なくクリアできましたが、年末年始特に増えるそうですよ!皆さんもお気を付けて~~~^^あ、ちなみにお世話になってるパソコン屋さんは徳島のジョイメイトさん!ほんとこの年末にご丁寧な対応ほんとにありがたかったです!ジョイメイトさんありがとうございましたm(__)m)

なかなかすべてが淡路島産ってのも難しいことだけれども、
伝え続けると、チャンスは必ずやってきますね。

今回は、先山の間に新しく設える家具の依頼を、
‘ふたつの扉’に引き続き北島さんにお願いしておりました。

あまり慌てず年単位で待つ覚悟でお願いしていたのですが、
南あわじの小楢が入りましたので確認してください~~。って、
連絡いただけたのが意外と早くてびっくりしたのがついこないだで。

なかなか出てこない素材にご縁頂いて、この度無事先山の間に。

昨年7月オープンからたくさんのお客様にご利用いただいた中で、
ご要望もたくさんいただきました。

そんなリクエストも加味していただきデザインされた作品たちです。

新年からは新しい家具でお過ごしいただきます。
家具からも淡路島を感じていただければ嬉しく思います。

たくさんの方の手に触れていただきお楽しみいただける日を
とても楽しみにしております。

ふたつの扉は山桜、
スツールは檜(ヒノキ)、
長椅子は小楢(コナラ)、
すべて南あわじで育った木。
地元産の木材です。

先山の間は、淡路島の雑木が合わさった空間に。
まさに淡路島の風景です。

北島さん、本当にありがとうございました。

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